ケンコー・トキナー ポータブル赤道儀 スカイメモS レッド KEN55173 赤 手軽に天体写真を撮影できる、コンパクトで持ち運び便利なポータブル赤道儀 スカイメモSシリーズのレッドカラー 赤

ケンコー・トキナー ポータブル赤道儀 スカイメモS レッド KEN55173 赤 手軽に天体写真を撮影できる、コンパクトで持ち運び便利なポータブル赤道儀 スカイメモSシリーズのレッドカラー 赤

ケンコー・トキナー ポータブル赤道儀 スカイメモS レッド KEN55173 レビュー

ケンコー・トキナーのポータブル赤道儀「スカイメモS」レッドカラーを手に入れ、念願の天体写真撮影に挑戦しました。この製品は、「手軽に天体写真を撮影できる、コンパクトで持ち運び便利なポータブル赤道儀」というキャッチフレーズに惹かれて購入を決めたのですが、実際に使ってみてその言葉通りの性能を発揮してくれる、非常に満足度の高い製品でした。

開封と第一印象

届いた箱を開けた瞬間に感じたのは、「さすがケンコー・トキナー」という品質への信頼感でした。レッドカラーは、写真で見るよりも深みのある、上品な色合いで、所有欲を満たしてくれます。本体は非常にコンパクトで、手に取ってみるとずっしりとした重厚感がありながらも、決して重すぎるということはありません。このサイズ感と重量バランスが、携帯性を重視するポータブル赤道儀としては非常に重要だと感じました。

付属品とセットアップ

同梱されていたのは、本体、極軸望遠鏡、ウェイト軸、ウェイト、そして取扱説明書など、必要最低限ながらもすぐに撮影を開始できるように配慮された内容でした。特に感激したのは、極軸望遠鏡が標準で付属している点です。これで正確な極軸合わせが可能になり、天体写真撮影の肝となる部分をしっかりとカバーできます。

セットアップは、付属のウェイト軸にウェイトを取り付け、本体に装着するところから始まります。その後、カメラを搭載し、極軸望遠鏡を使って北極星を捉え、極軸を合わせます。この極軸合わせが、天体写真の成否を分ける重要な作業ですが、スカイメモSは比較的容易に、そして正確に極軸を合わせられるように設計されていると感じました。取扱説明書も丁寧で、初心者でも迷うことなく進めることができるでしょう。

実写テスト:星空への第一歩

初めての天体写真撮影、期待と不安を胸に、近所の公園で撮影に挑戦しました。まず、カメラのISO感度や絞り、シャッタースピードなどを調整し、撮影したい天体に合わせてガイドモードを選択します。スカイメモSには、星団・星雲モード、星空モードなど、いくつかのガイドモードが用意されており、目的に応じた最適な追尾が可能です。

今回は、まずオリオン座を狙ってみました。カメラの設定を終え、スカイメモSの追尾を開始。モーター音は静かで、ほとんど気になりません。数分間露光を繰り返すうちに、パソコンの画面に映し出された画像は、驚くほど星が流れていない!今まで手持ちや簡易的な三脚で撮影していた頃とは比べ物にならないほど、シャープでディテールまで捉えられた星空の写真が撮れました。

赤道儀の精度と安定性

スカイメモSの最大の魅力は、その精度の高い追尾性能にあると思います。ポータブル赤道儀とはいえ、数分間の露光でも星が流れないというのは、赤道儀としての基本性能が非常に高いことの証です。この安定性のおかげで、露出時間を長く取ることができ、より暗い天体や、より詳細な星雲などを捉えることが可能になります。

また、ウェイトの調整によって、カメラの重量バランスを最適化できるため、安定した駆動が実現されています。多少の風がある状況でも、ブレを最小限に抑え、クリアな写真を撮ることができました。

操作性と携帯性

スカイメモSの操作性は、非常にシンプルで直感的です。複雑な設定を必要とせず、必要なボタンは分かりやすく配置されています。電源も単三電池で駆動するため、屋外での撮影にも便利です。

そして、何よりも特筆すべきはその携帯性です。コンパクトに折りたたむことができるため、リュックサックにも楽々収納できます。天体観測に適した暗い場所まで、気軽に持ち運べるのは、この製品の大きなアドバンテージです。週末にふらっと郊外へ出かけ、満天の星空を撮影するという楽しみ方が、より身近になったと感じています。

まとめ

ケンコー・トキナーのポータブル赤道儀「スカイメモS」レッドカラーは、天体写真撮影を始めたい初心者から、より手軽に撮影を楽しみたい中級者まで、幅広い層におすすめできる製品です。コンパクトながらも高い追尾精度と優れた携帯性を両立しており、本格的な天体写真撮影への扉を開いてくれる一台と言えるでしょう。レッドカラーの美しいデザインも、撮影のモチベーションをさらに高めてくれます。このスカイメモSがあれば、宇宙の神秘をより深く、そして美しく写真に収めることができるはずです。

上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください