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ビクセン Vixen 天体望遠鏡用アクセサリー 補正レンズ コレクターPH 37237-9 レビュー
長年、天体観測に親しんできた私ですが、近年、より高画質な撮影に挑戦したいという思いが募っていました。特に、天体望遠鏡で撮影した写真をPCで現像する際、周辺部の歪みや色収差が気になり始め、その改善策を探していました。そんな中、ビクセンから発売されている補正レンズ「コレクターPH」の存在を知り、その性能に期待を寄せるようになりました。
本製品は、天体写真撮影において、望遠鏡の持つ収差(特にコマ収差や色収差)を軽減し、像面湾曲を補正することで、よりシャープで色再現性の高い画像を得ることを目的としています。
開封と第一印象
届いたパッケージは、ビクセンらしいしっかりとした作りで、安心感があります。開封すると、コレクターPH本体が丁寧に梱包されていました。本体は金属製で、ずっしりとした重厚感があります。外観は非常に洗練されており、精密機器としての品質の高さを感じさせます。
付属品は、取扱説明書と、レンズを保護するためのキャップです。取扱説明書は、取り付け方法や注意点などが分かりやすく記載されており、初心者でも安心して使用できるでしょう。
取り付けと使用感
コレクターPHの取り付けは、非常に簡単でした。私の所有するビクセンの赤道儀と望遠鏡に、特に加工することなくスムーズに取り付けることができました。焦点距離が若干長くなるため、その点を考慮したセッティングが必要になりますが、取扱説明書にもその点についての注意書きがあり、戸惑うことはありませんでした。
実際に夜空に向けて、いくつかの天体を撮影してみました。まずは、これまで最も周辺部の歪みが気になっていたオリオン座の大星雲(M42)をターゲットにしました。ピントを合わせる作業も、コレクターPHを装着したことで、よりシビアなピント合わせが可能になったように感じます。
撮影結果の比較
コレクターPHを使用する前と後で、同じ設定で撮影した画像を比較してみました。その差は歴然でした。まず、周辺部の星像が劇的に改善されました。これまで、星が流れ星のように尾を引いてしまっていたのが、コレクターPHを装着することで、点像としてシャープに写るようになりました。これは、天体写真撮影において、非常に重要な改善点です。
次に、色収差についても確認しました。明るい星や惑星の周りに見られた色にじみが、コレクターPHによって大幅に軽減されていることを確認できました。これにより、より自然で鮮やかな色合いの天体写真が撮影できるようになり、感動しました。
像面湾曲についても、補正されていることが確認できました。これまで、画像の中心部と周辺部でピントの山がずれてしまうことがありましたが、コレクターPHを使用することで、画面全体で均一にピントが合っていることが確認でき、写真のクオリティが格段に向上しました。
コレクターPHのメリット・デメリット
メリット
- 周辺部の星像のシャープさが格段に向上する
- 色収差が大幅に軽減され、色再現性が向上する
- 像面湾曲が補正され、画面全体で均一なピントが得られる
- 金属製のしっかりとした作りで、耐久性が期待できる
- 取り付けが容易で、初心者でも扱いやすい
デメリット
- 焦点距離が若干長くなるため、機材のセッティングに配慮が必要
- 価格が少々高め
まとめ
ビクセン Vixen 天体望遠鏡用アクセサリー 補正レンズ コレクターPH 37237-9は、天体写真撮影のクオリティを飛躍的に向上させる、非常に価値のあるアクセサリーだと断言できます。特に、これまで周辺部の歪みや色収差に悩んでいた方には、強くお勧めしたい製品です。
価格は決して安くはありませんが、その性能と、得られる写真のクオリティを考えれば、十分に投資する価値があると言えるでしょう。天体写真撮影をより深く楽しみたい、より高画質な作品を撮りたいと考えている方にとって、コレクターPHは強力な味方となってくれるはずです。今後も、このコレクターPHを使い、様々な天体を撮影していくのが楽しみです。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください

