ケンコー スカイメモSW 標準セットWH ケンコー WH SKYMEMOSWSET

ケンコー スカイメモSW 標準セットWH ケンコー WH SKYMEMOSWSET

ケンコー・トキナー スカイメモSW 標準セットWH (SKYMEMOSWSET) レビュー

天体写真の世界に足を踏み入れたばかりの私にとって、ケンコー・トキナー スカイメモSW 標準セットWH は、まさに救世主のような存在でした。これまで、手持ちのカメラと三脚で星空を撮影しようと試みては、星が線になってしまう「流し撮り」に苦戦していました。そんな時、このポータブル赤道儀の存在を知り、購入に至ったわけです。今回は、実際に数ヶ月使用してみた感想を、購入を検討されている方々に向けて詳しくレビューさせていただきます。

開封と第一印象:コンパクトさと洗練されたデザイン

まず、箱を開けた瞬間に感じたのは、そのコンパクトさです。思っていたよりもずっと小さく、持ち運びやすそうな印象を受けました。セット内容は、本体のスカイメモSW、極軸望遠鏡、ウェイト軸、カウンターウェイト、そしてスマートフォンホルダーなど、必要十分なものが揃っていました。素材感も安っぽさはなく、しっかりと作り込まれている印象です。WH(ホワイト)カラーを選んだのですが、これがまた洗練されていて、野外での撮影に映える色合いだと感じました。

設定の容易さ:初心者でも安心の操作性

赤道儀のセッティングで一番の懸念は、設定の複雑さでした。特に「極軸合わせ」は、経験のない私にとっては未知の領域。しかし、スカイメモSWは、付属の極軸望遠鏡のおかげで、意外と簡単に極軸を合わせることができました。昼間でも、方位磁石と目標となる明るい星(北極星など)を目印に、おおよその方向を掴んでしまえば、あとは夜空を見ながら微調整。取扱説明書も丁寧で、何度か読み返しながら作業すれば、初心者でも十分に理解できるレベルだと感じました。

実際の撮影性能:星が点になる感動

そして、いよいよ実写テスト。設定を終え、カメラをセットしてシャッターを切った時の感動は忘れられません。それまで写真の端に流れていた星が、くっきりと点になって写っていたのです!これは本当に感動しました。以前は、数十秒の露出でも星が流れてしまっていましたが、スカイメモSWを使うことで、数分単位の露出も可能になり、より多くの光を取り込めるようになりました。これにより、暗い星雲や銀河も、以前よりも faint に、そして detail を持って写し出すことができるようになったのです。これは、天体写真の楽しみ方を格段に広げてくれました。

多様な追尾モードの恩恵

スカイメモSWには、恒星時追尾モードだけでなく、月や太陽の追尾モードも搭載されています。私は主に恒星時追尾モードを使用していますが、月を追尾して撮影した際も、その正確な追尾性能に驚きました。複雑な天体現象を撮影する際にも、この多様なモードは非常に役立つでしょう。

スマートフォンホルダーの活用

標準セットに含まれるスマートフォンホルダーも、意外と便利でした。スマートフォンのアプリと連携させることで、極軸望遠鏡なしでも簡易的な極軸合わせができたり、追尾速度の調整ができたりします。もちろん、本格的な撮影には極軸望遠鏡を使った方が精度は高いですが、手軽に試したい時や、緊急時の補助としては十分な機能だと感じました。

携帯性と電源:アウトドアでの撮影に最適

スカイメモSWのもう一つの大きな魅力は、その携帯性です。単三電池4本で動作するため、外部バッテリーを持ち運ぶ必要がなく、身軽に撮影地へ移動できます。もちろん、ACアダプターも使用できるので、自宅での撮影や、電源確保が容易な場所ではそちらを使うこともできます。この手軽さが、週末の度に星空を求めて遠出する私の撮影スタイルに、ぴったり合いました。

使用上の注意点と改善点

もちろん、完璧な製品というわけではありません。いくつか気になった点や、今後改善に期待したい点もあります。

  • カウンターウェイトの調整:カメラの重量によっては、カウンターウェイトの微調整が少し難しい場合があります。もう少しスムーズに微調整できる機構があると、より使いやすいでしょう。
  • 極軸望遠鏡の視野:極軸望遠鏡の視野は、もう少し明るく、レチクルが見やすいと、さらに極軸合わせが楽になると感じました。
  • アプリとの連携:スマートフォンのアプリは便利ですが、時々接続が不安定になることがありました。ファームウェアのアップデートなどで改善されることを期待します。

まとめ

ケンコー・トキナー スカイメモSW 標準セットWH は、天体写真初心者から、手軽に星景写真を撮りたい中級者まで、幅広い層におすすめできるポータブル赤道儀です。そのコンパクトさ、設定の容易さ、そして何よりも星を点として写し出す実力は、価格以上の価値があると感じました。これまで「星が流れる…」と諦めていた方、ぜひこのスカイメモSWを手に取ってみてください。きっと、夜空の見え方が変わり、天体写真の新たな世界が広がるはずです。私も、これからもこの相棒と共に、満天の星空を追いかけ続けたいと思います。

上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください